【知るとそばがちょっと美味しくなる！？】「もり」「ざる」「せいろ」の違い
こんにちは。奥出雲そば処一福の笠岡です。
冷たいそばが美味しい季節となりました（＾＾）
冷そばの定番「もり」「ざる」「せいろ」にはどのような違いがあるかご存知でしょうか。
「ざる」には文字通り竹ざるに盛られていることと、刻み海苔が乗っているという特徴があります。そばだけでは不足しがちな栄養を摂ることができ、海苔の香りも楽しむことができます。
「もり」と「せいろ」は海苔を乗せない共通点がある他は、器として皿か椀、そしてせいろを使用するという違いで区別しているようです。
「せいろ」とは本来蒸し器のことで、江戸時代初期には蒸したそばを湯気が立った状態で提供していたそうです。
転機が訪れたのは江戸末期の天保時代。幕府にお願いしていた値上げが叶わず、せいろを上げ底にして盛り付ける得策が許されたことで、器としての「せいろ」が今に伝わっていると言われています。
同じ付けて食べる冷そばですが、器と海苔の有無で呼び名が変わるとのことです。
ざるそばが美味しいのはもちろんですが、そばそのものを味わうことのできる「せいろ」も現代までそば好きに支持され続けているんですね（＾＾）
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